CAMBRIDGE AUDIO CXA81KEF LS50 Meta


上記の組み合わせで、PC の音声出力をしている。


1.機器の変遷
(1)A-S301 + NS-B330
  • ほぼ最低価格帯の組み合わせであるが、その割にはよく鳴っていたと思う
  • しかし、素人の駄耳でも、音声の質感には満足出来なかった
(2)CXA81 + NS-B330
  • アンプを替えたことで、音質は良くなった
  • 中高音の女声の高域でキンキンするのが非常に気になるようになった
  • 狭い部屋の一角に固定された小さな机に配置してニアフィールドで聞かざるを得ないので、リスニング環境としては最悪であり、近接した壁面や窓以外にも聴取位置の背後のやや離れた壁など部屋の至る所に布を貼るなどして吸音を試し、何とか不快な反響を抑制してみたが、十分ではなかった
  • 環境の問題もあるが、定位が不安定であった
  • NS-B330 はその価格帯ではそこそこ良いスピーカーであるが、筆者のような劣悪な環境での超ニアフィールドでは、そのパフォーマンスを十分に発揮することは出来なかったのであろうと思われる

2.LS50 Meta の導入
  • LS50 Meta は、国内のメディアでは言及される機会は少ないが、欧米では比較的評価が高い
  • CXA81 と LS50 Meta の組み合わせで、音質は非常に良くなった
  • 各楽器やボーカルの質感は高いと思うが、特に女性のボーカルは艶があり、弦楽器の音には時々美しさを感じることがある
  • 80 年代の音源などでデジタルリマスタリングされていない楽曲は、以前の環境ではあまり良い印象を抱かなかったが、それは古い音源だからだろうと思っていた
  • しかし、CXA81 と LS50 Meta の組み合わせでは、古い音源でも結構良く聞こえることがあり、以前の環境との音質面の差は大きなものがあると感じている
  • 同軸2ウェイのためかと思うが、定位が非常に安定しており、メインのボーカルがセンターにあるか、少し左右にずれているかがわかる(ずれていると感じる時に foobar2000 の Channel Spectrum Panel を見ると左右の音圧に微妙に差があり、定位の不安定によるものではないことがわかる)
  • スピーカーの水平方向の向きは内向きだが以前よりは角度を浅くしている
  • それでも、定位が安定しており音の拡散具合も良いようなので、普通に音楽を聴く分には中抜けのような現象は感じない(凡そ 8000 HZ を超える単波長の高音を再生すると指向性が強くなるせいか聴取位置は限定されるように感じるが、一般的な音楽を聴く際にはあまり意識しなくてもよいと思う)
  • 導入当初は、NS-B330 と比較して中高音や高音がやや痩せたように感じたが、音自体は明瞭になり質感はむしろ向上していると感じたので、痩せたように感じたのは余計な響きが無くなったからであろうと思われる
  • また、中高音から高音にかけてのキンキンする音は、導入当初は感じたが(それでも NS-B330 よりは遥かに少ない)、十分なエイジングを経るとほとんど問題なくなり、時々やや刺激を感じる程度にまで減少した
  • そのため、NS-B330 の時に部屋の至る所に貼っていた吸音用の布はほとんどが不要になった(貼っても変化がないので、それだけスピーカーから出る余計なノイズが少ないのだと思われる)
  • 現在は近接する壁にのみ布を貼り、スピーカーの背後と壁や窓の間には布と吸音材を複数枚重ねて挟むような形で、壁や窓の不要な反響や共振を抑えている(バスレフの穴に入れるスポンジは使用していない)
  • 同軸のユニットを搭載したスピーカーは他にもあるが、このスピーカーの特色は、Metamaterial Absorption Technology ( MAT ) の採用にあり、それによってツイーターのノイズを大幅に吸収しているために、不快なキンキンとした反響が抑制されているのであろうと思われる
  • 導入から 10 時間程度鳴らすと低音~中低音が段々と良く鳴るようになり、現時点で断続的に 200 時間程度鳴らしているが、低域の不足は全く感じなくなった
  • ただし、カタログスペックで再生周波数帯域は 47 Hz - 45 kHz となっており、実際にウェブ上にある音源で 47 Hz 付近の音を鳴らすと通常の再生音量で良く聞こえるが、それより低域は徐々に音圧が下がり、88 鍵のピアノの第 1 鍵盤の音に相当する 27.5 Hz の音はほとんど聞こえない
  • ピアノの第 10 鍵盤よりも低い音域やパイプオルガンの重低音をある程度再生するには、サブウーファーは必要である
  • 総じて不満を感じることが少なく、楽曲に素直に聞き入ることが出来る環境となった

以上